経団連など三団体、日銀の臨時政策決定会合を歓迎

お知らせ

2003.03.25

経団連など三団体、日銀の臨時政策決定会合を歓迎

　日銀が臨時の金融政策決定会合で追加の金融緩和などを決めたことについて経済界は「発足したばかりの新執行部が機動的に対応する姿勢を示した点を評価したい」（奥田碩日本経団連会長）など歓迎のコメントを相次ぎ発表した。

　小林陽太郎経済同友会代表幹事は「イラク戦の日本経済への影響を最小限に抑えるため危機への対応を迅速に表明した点を評価する」とした。

　ただ山口信夫日商会頭は「需要不足を主因とするデフレの克服は金融政策だけでは不十分。政府も日銀と危機感を共有し景気回復に役立つ税制・財政措置を講じてもらいたい」と指摘した。3月期末を挟んで政府がデフレ克服にどういう対応を示し日銀と協調するかに関心が集まりそうだ。

《 NIKKEI NET/経済より引用》