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失業率、０．３ポイント改善し５．２％に　総務省発表

　総務省が２８日発表した労働力調査によると、２月の完全失業率（季節調整値）は５．２％で、過去最悪に並んだ前月に比べて０．３ポイント改善した。完全失業者数も３４９万人と、前年同月に比べ７万人減った。厚生労働省が同日公表した２月の有効求人倍率も０．６１倍と６カ月連続で増えており、雇用環境はイラク情勢や不良債権処理などで不安定な景気先行きをにらみながら、踊り場にきているようだ。

　失業率の改善は、女性が４．９％と前月比で０．６ポイント下がったことが大きく影響した。男性は５．５％で０．１ポイントの改善。完全失業者数は、男性が２１４万人（前年同月比１万人増）、女性は１３５万人（同８万人減）だった。

　女性はパートなど不安定な雇用形態が多く、男性に比べると傾向にぶれが出やすいことに加え、再就職が難しいため離職を控える人が増えたことも影響したとみられる。

《 アサヒ・コム/経済 より引用 》