2025年07月18日
皆さん、「アウトプット」をしていますか。
樺沢紫苑さんという精神科医の方の著作で、ベストセラーとなった『アウトプット大全』という本があります。
(2018年8月初版発行。サンクチュアリ出版)
今から7年前に刊行された本ですが、現在も一般書店の棚に並んでおり、
継続して読まれ続けている本だということが分かります。
この本では、ただインプットしているだけでは不十分で、
アウトプットを行うことによってこそ人は成長するということが説かれています。
その中で、特に私がこの本に感銘を受けたのは、
アウトプットというものについてのハードルを下げてくれている点です。
つまり、普段、私たちが「アウトプット」という言葉を使うときには、まとまった文章を書くとか、
しっかりとしたパワーポイント資料を使ってプレゼンテーションをするなどのように、
かなり重めの内容を想定していることが多いのではないかと思います。
それに対し、この『アウトプット大全』の冒頭では、
「昨日の出来事を話すのも、立派なアウトプット」ということが語られています。
その際、「自分の意見」「自分の気付き」をひとつでもいいので盛り込むことで、
その話に価値が生まれ、話に耳を傾けて貰えるとのことです。
どうでしょうか。
ちょっとした出来事に、自分の感想・意見・気付きを付け加えて話すということであれば、
日常的に行っているのではないでしょうか。
それを少しだけ意識的に行うことで十分なアウトプットになるのです。
これなら自分にもできると思わせてくれます。
『アウトプット大全』では、他にも、アウトプットについての考え方や具体的で
ハードルの低いアウトプットのやりかたなどが書いてあります。
とても参考になる本なので、ぜひ一度読んでみて、アウトプットにつなげて欲しいと思います。
西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士