2017年06月12日
労働生産性とは、労働者1人当たりの売上(付加価値)のことです。
日本の労働生産性は、数字で示せば1時間あたり、4,439円になります。
この数字を国際比較してみると、OECD加盟35カ国中では20位であり、主要先進7カ国中では、最下位が長年続いています。
米国の労働生産性は1時間あたり7、198円で、OECD加盟35カ国中5位です。
日本は米国の労働生産性の6割程度であると言われています。日本の労働生産性を産業別にみると、製造業は比較的良いのですが、サービス業が極端に悪いようです。
これからも求人難が続くと思われる日本企業にとっては、この労働生産性を向上させることは、重要な課題であり、死活問題になると思います。
労働生産性を向上させるには、単純に考えると、次の2つしか有りません。
●付加価値の高い仕事をすること。
●従業員の働き方を改革すること。
両方共、難しい問題ですが、経営者はこの2つを常に考え続けなければならないと思います。
加藤 繁
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和40年2月23日生
主な資格:税理士、行政書士
※ 現在、市役所、公民館、商工会議所等で経営・簿記・税金等の講師としても活躍中