2010年06月15日
4月のこのブログで景気が良くなる前兆についてのお話をさせていただきました。
景気が良くなる一番先は、「木型屋さん、樹脂型屋さん、金型屋さん等の型屋さんから忙しくなってきます」と話をさせていただきました。今回の不況は、サブプライムローンの金融不安から端を発したと言われていますが、そもそも不況は、物が売れなくて不況になるわけです。物ができ過ぎて、生産が需要を上廻ると不況になります。
それでは景気を占う国内総生産(GDP)の内訳としての4大指標についてお話したいと思います。今年の国内総生産は約480兆円と言われています。
1.個人消費(60%)・・・個人が支出する金額で、家計費の殆どです、旅行やゴルフなどの金額も含まれて、この個人消費が多くなれば、景気は良くなります。国内総生産の約60%を占めるといわれています。
2.公共投資( 6%)・・・これは国等が公共の為に支出する金額で、今年は国内総生産の6%ぐらいと言われています。過去には10%ぐらい占めていました。
3.設備投資(18%)・・・これは、企業が工場を建設したり、設備機械等を購入する為に支出する金額です。
4.住宅投資(16%)・・・これは、個人や法人が、住宅関連に支出する金額です。
上記の4つの指標の金額が多くなればなるほど、景気は良くなります。
加藤 繁
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和40年2月23日生
主な資格:税理士、行政書士
※ 現在、市役所、公民館、商工会議所等で経営・簿記・税金等の講師としても活躍中