2026年02月25日
スティーブ・ジョブズの有名な言葉です。
直訳すれば「飢えていろ。愚かでいろ。」となりますが、非常に味わい深い言葉であり、
日本語に訳すとしたら、幾通りもの訳が成り立ちそうです。
「hungry」には、現状や小さな成功に満足せず、未来や成長への渇望を持ち続ける、
「foolish」には、先入観や固定観念にしばられず、
常識や社会通念にとらわれないなどの意味が込められているのだと思います。
ただ、私は、この言葉のポイントは、動詞が「be」ではなく「stay」である点にあると思います。
「be」だと、単に現在の状態として「そうある」という意味になります。
これに対し、「stay」という動詞を用いることにより、
その状態に意志的・意識的に「留まり続ける」というニュアンスが強調されていると感じます。
人間は、意識していなければ、年齢や経験を重ねるにつれて、初期の渇望感を忘れて小さな成功に満足してしまう。
また、自分は物事が分かっている、何でも知っていると思い込んでしまう。
ジョブズのこの言葉は、こうした人間の傾向を戒め、意志的・意識的に、「hungry」であり、
「foolish」の状態に「留まり続ける」ことを呼びかけているのではないかと考えます。
私も、生涯、hungryでfoolishで居続けたいと思います。

西川 和志
税理士法人 森田経営
代表社員
昭和54年7月19日生
主な資格:税理士、弁護士