2007年05月29日

「どんぶり勘定」の時代は終った

 よく「経営計画を立ててもどうせ予定通りいかない」とか「経営は経験と勘だよ」などの経営計画に消極的な経営者を見受けます。
 確かに経営計画を立てたからといって直ちに利益がでたり資金繰りがよくなることはありません。なぜかというと、経営計画は「対処療法」ではなく「根本療法」であるからです。
 会社の状態が悪くなってから慌てて実行しても劇的な効果は出ません。普段から会社経営のしくみとしてコツコツ実践してこそ経営体質が改善できる「漢方薬のようなもの」なのです。

 右肩上がりの時代には経営者の努力以上に需要が増大し、設備投資をしたり物を作れば結果が出た時期もありましたが、今もそうだという経営者はほとんどいないはずです。
 右肩上がりが終焉し経営環境が一変した今、「先の見通しを立てた上で経営する」というごく当たり前な経営手法を再認識しなければ、生き残りの第一歩を放棄したようなものです。また、経営計画なしで企業経営を行うことは「設計図なしに家を建てる」に等しいといわれています。人間の身体は不思議なものでどのように酒を飲み続けてもなんともない人がいる一方、全く飲まない人が肝臓病になることもよくあることです。しかし、経営の世界は実に合理的にできています。設計図なしの「どんぶり勘定」「放漫経営」や「無原則経営」を行った場合、厳しい環境下では必ず経営は行き詰まります。




 加藤 繁 
税理士法人 森田経営
代表社員

昭和40年2月23日生
主な資格:税理士、行政書士

※ 現在、市役所、公民館、商工会議所等で経営・簿記・税金等の講師としても活躍中

加藤 繁
税理士法人 森田経営
代表社員

昭和40年2月23日生
主な資格:税理士、行政書士

※ 現在、市役所、公民館、商工会議所等で経営・簿記・税金等の講師としても活躍中


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